2012年1月30日月曜日

みやぎの女性と男性 体と性の本音!講座に参加して

大雪、冷えが厳しい中、エルパーク仙台(仙台男女共同参画推進センター)に行ってきました。

(リプロネットみやぎ)という「自分の体のことを正しく知って、男女が互いの性を正しく理解し望ましいパートナーシップを歩んでいこう」というメッセージで活動している団体です。

みやぎの女性男性に(みやぎの女性と男性 体と性の本音)インタビューとアンケートをし、集計結果も報告がありました。

市民代表の30代~70代の5名が、率直に自分のパートナーとの関係を語り、参加者からの感想、質問、意見交換もあり、パートナーとの関係を改めて振り返る時間となりました。

このブログのリンクにもある「性教育研究協議会」の中心である、大学で性教育セクシャリティを教えている村瀬幸浩先生からのコメントが、とても納得のいく、いいものでした。

季刊SEXUALITYの副編集長でもある彼のコメントは、ズバリ核心をついていて、70代男性とは思えない新しい価値観と人権尊重の視点で話してくださいます。

それは、私が長くCAP活動をしてきたときに訴えたいことでもあり、その後のDV防止や女性への暴力防止、女性の尊厳や人権意識について考えていたことと多くが一致する考えです。

パートナーが豊かなセクシャリティを持って、お互いいい関係を築くためにやはり1番は、互いの気持ちを伝えあうこと。話をすること、相手の話をよく聞くことなのです。

もちろん、思いやりや尊重ということなのですが、それを具体化すれば話を聴くということが前提なのです。

1、基本はパートナーといい絆を結んでいるかだ。相手の話を良く聴く。それは尊重していること、相手に関心があることを示している。「そうだったのか、大変だね、ありがとう、お疲れさん」

2、わからないところは相手に聞くこと。相手の気持ちや希望にこたえたいという思いがあること。
  どうしてほしいのか、自分はどうしたいのか。一方的な行為はしない。

3、パートナーとの触れ合いをSEXだけにこだわらない。肌のふれあい、一緒に過ごす、いつくしみ
 あう。それぞれのパートナーとどう過ごしたいのか相手に聞いていい時間を一緒に過ごせればそれがいい。

4、日本の社会は夫婦に子どもができると子どもが1番になってしまう。
 子どもがいようといまいとやはり夫婦はいつまでもお互いのかけがえのないパートナーとして、互
 いが努力し、いつくしみあう必要がある。
 子どもを預けて出かけることも必要。子どもは巣立っていくもの。
 川の字になって子どもが真ん中なんていうのは、ますます二人の関係が覚めてしまう要因。
 
5、男も女もポルノやアダルトビデオのSEX観にすごく影響を受けている。若い学生にはなおさら
 あれは、暴力であり、嘘がほとんどであり、人がいつくしみあうSEXとは程遠いことを知っておく。
 自分のパートナーとは、相手と話をしながら、自分たちのSEXのあり方を探っていくべきだ。

村瀬先生の話したことをまとめるとこういったことになる。

一緒にいてゆったりできる、安らぎを感じる。そういったパートナーが理想であろう。
結婚はめんどくさいものだ、二人で、その関係を維持するために、努力する必要があるということ。

「慎重な結婚、簡単な離婚」という言葉が、印象的だ。

一緒になるときはお互いをよく知り、一緒にやっていけるか、よく見極めること。
そして、いい関係つくりに努力をしない相手だったら、深入りする前にすぐ別れようということである。
DV等は、深みにはまるほど別れられなくなるからだ。

一つ一つうなずけることばかりである。

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