2013年4月14日日曜日

男の性に学習の光を パート3

講師、村瀬幸浩の話から
人間の性は、本能というよりも相手がいることなので、学ぶものであると考えた方がいい。
相手とのコミュニケーションが大切、関係性の問題だ。

それが素晴らしいものになるか、しんどいものになるか。
納得いかないものか。
あるいはひどく傷つくものであるか?

それを面倒くさいからとお金や力で行うことは、人としての性の在り方ではないだろう。

さて、ほとんど男子の性について学ぶ機会がなかったことが、
女性との関係性をもうまくいかない要因になっている。

思春期に起こる射精を肯定的にとらえることが困難・・・・自分への否定。
 
おれはスケベだ、いやらしいやつだ、男はそんなものだという考え・・・・性欲のコントロールのためのマスターベーションについても教えられていないため、雑誌や、ポルノなど、適切でないものから学んでしまうことが多い・・・・よくないもの、葛藤、罪悪感など

本来は自分でコントロールすることは大切であり、性の自己管理としてきちんと学ぶべきことである。セルフプレじゃと言って肯定的にとらえられる教育が必要。
自信と安心が持てれば自分への肯定感も生まれる。

他の女性を巻き添えにしたり、風俗に行ったり、無理やりレイプのようなことはなくなるだろう。
それらの行為は、男性自身にとっても、ひどく自己肯定感を奪うものであろう。

また女性に対する考えも正しいものではなく、興味本位の雑誌やポルノのようなものから学べば、女性蔑視の偏見をもたらす。

そういった弊害が多いことから、これまで、必要とすら思われていなかった男性の性の学習に光を与え、学ぶ機会をどんどん持っていきたいものである。
義務教育で教えることは必要だろう。

10年ぐらい前に、高校生だった生徒は、村瀬幸浩さんの著書「ヒューマンセクソロジーー」一ツ橋出版  を持っていた。
こういった取り組みがすでに山形の高校でもされていたのだ。
それはうれしいことである。

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