暴力の被害にあって声を出すというのは並々ならない。
全日本柔道連盟の対応も十分なものでなかったことが問題を大きくさせたのだ。
彼女たちのせいではない。早くちゃんとした対応をしない方がいけなかったのだ。
後押しした彼女のような強さを、多くの女性に持ってもらいたい。
依然として、女性が、若者が、指導される側が、被害者になることも多く、声を出せない。
被害者が被害を訴えると多くが、さらに加害者に脅かされる。
今回も、園田元監督は、「余計なことを言い触らしているらしいな」とすごんで見せたという。
なんという。
子どもに、「いじめられたら相談してね」という先生が、加害者に直接「ただ悪いことはするな」程度の指導で、解決と思っているのと同じようではないか?
被害者は救われない。
加害行為がいかに人として恥ずかしいことか?なぜ、そのような行動にでたのか?
加害者自身のストレスや、違うところで、被害者となっていないか、暴力を肯定する考えか?など時間をかけて話を聞き指導してほしい。
その際には、十分に、被害者を守っていく姿勢も欠かせない。
どちらにしても、「あなたは安心して自信を持って、自由に生きる権利がある」「自分の権利を守っていいし、人の権利を奪ってはならない」
力の強うものが弱いものをいじめるなど、人としてなんと情けないことかという毅然とした大人側の態度が問われるのだ。
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