2013年1月4日金曜日

「あなたは大切な人」ワークショップの感想

中学生1年から3年生まで大人数だったので、体育館でパワーポイントを使い、生徒、先生に寸劇をしてもらい、4人グループで話し合うなどを取り入れたワークショップを行いました。

伝えたかったことが伝わっているような感想をいただきうれしく思っています。
子ども達の素直さ、感性の鋭さは、大人も見習いたい所です。
少し紹介します。

①「あなたは大切な人」について

 本当にそんなことを言ってくれる人に出会いたいです。

この世界には生まれてきていけなかった人などいないと思いました。

一人一人、違うところがあって当たり前だし、大切な存在だと思いました。

今野さんが言われたように、人に上下はないし、一人一人尊重しあえば、いい関係が築けるはずだと思いました。

「あなたは大切な人」と言われたことがなかったけど、今日の話を聞いて、自分はかけがえのない存在なんだなあ、周りの友達もそうだなあと気づきました。
 

自分の存在がいいなど考えたことがはありません。けれど、今日の話を聞いて、少し自信が出ました。

何度か陰で、悪口を言われたことがあって「もう死にたい」と思うときがありましたが、そのことを親に行ったら「2度というな!」と怒られました。本当に生きていていいのかなあと思う時がありましたが、今日の講演を聞いて、自分という人がここにいていいんだと感じました。自分は生きていてよかったんだと思いました。

②「どんな気持ちは大切、今のあなたの状態を表しているから」について

怒ったり楽しんだりするのは人として当然のこと、でも怒ったとき、行動に表わさないで、気持ちを聞いてもらったりすることが大切とわかりました。

怒っている人はその前に悲しい経験もしているんだということもあることがわかりました。

気持ちが落ち込んでしまうのは仕方がない、ただ、そこからどうするかが大切だと思いました。困っている人の気持ちを聞く、受け止めることが大切だとわかりました。

今まで、自分の気持ちを誰にも相談しないで、一人で抱えていました。
でも、今日の講演を聞いて気持ちが楽になりました。

自分は一人じゃない。周りにはたくさんの人がいるということに気づかされました。助けがほしいと思ってもなかなかそうはいきませんでした。
これからは信頼できる人に話してみようと思い
ます。

自分の気持ちがものすごく大切なこと、思いやりのある人が本当に力のある人ということが心に残りました。

気持ちは押し込まずきちんと相手に伝えることが、いい関係を築くためにいいことだとわかりました。


③「虐めや暴力は、心と体を深く傷つける」について

 いじめはとてもひどいと思いました。人のものを勝手に奪ったりすることは相手の心を傷つけてしまうので、自分がされて嫌なことを相手にしてはいけないと前より強く思いました。

人には、いじめられていい人はいない。馬鹿にされていい人はいないという言葉に本当にそう思いました。

いじめや暴力は人の心と体を深く傷つけるということがわかりました。言葉の暴力や無視も傷つけるんだなあと思いました。

どちらかというと僕は力が強いほうで、少し、威張ってしまうことがあり、反省しました、今日の本当に力のある人は人を思いやれる人という言葉を聞いて、ドキッとしました。今から、みんなから尊敬されるような人間でありたいと思いました。

僕は周りの反応ばかり気にいていて正直いじめられっこでした。話を聞いて、これからは、いやなことは「いやだ」劇のように、きちんと「返して」と言ってみようと思います。自分で守っていいんだなあ、困ったときは先生や友達に相談してみようと思いました。

役割の違いや、力が強い弱いがあっても、人は一人一人平等で尊重しあうものだと思いました。今の社会の人権問題は、人と人との上下関係、信頼関係の崩れからおこるものだと思いました。


④「誰でも安心して、自信を持って、選択肢の自由があって生きていい」ということについて

自分の安心、自信、選択の自由を守っていいんだと言われうれしかったです。
いやな思いをしたときは一人で抱え込まず信頼できる人に話してみようと思いました。

人から、いやなことを言われたりされた時に「いやだ」「やめて」などと、気持ちを伝えるのは大切だと改めて感じました。

友達と話しているとき、相手はふざけているだけかもしれませんが、乱暴な言葉を使ってくる時があります。私にはとても傷つく言葉です。その友達と話すのが怖いと感じ、自分に自信が持てなくなってしまいします。でも、今日の講話の中にあった、「馬鹿にされていい人はいない」という言葉で、私は自信を持っていいんだ、このままの自分でいいんだと思いました。少し、自信を持つことができました。

僕も一人で悩みを抱えていたけど、人に頼ってもいいんだと改めて思いました。

僕は今まで、おどされたらおどし返すというむぼうなやり方でやってきました。でも、今日の講演で、それは無意味なことだと知りました。これからは自分の気持ちをとざさず、相手に正直に伝えていきたいと思いました。

いじめられた人は無気力になり、不自由で、選択肢がないということがわかりました。僕は、物をとられたりいじめられてしまったら、まず、自分が無気力になる前に、怒ってしまうのではないかと思いました。話しを聞いて、いじめてくる相手に対して、自分の意見をしっかりいい、それでもダメなときは、頼れる人に話を聞いてもらうということを知りました。
  







2 件のコメント:

  1. 新年あけまして、おめでとうございます。
    いのちの学習推進懇談会でお世話になりました。高橋郁子です。いじめを考える授業を、2013年一緒に作ることができたらと考えています。
    今年もどうぞよろしくおねがいします。

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  2. 今野 裕子2013年1月16日 17:28

    こちらこそよろしくお願いいたします。ぜひ、させてくださいませ。

    3月9日に、ファーラで公開講座をします。

    2月15日号の市報にも載る予定です。

    近いうちにちらしをお持ちしますので、よろしくお願いいたします。

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