ドキュメンタリー映像作家 坂上香さんの話とともに学んできました。
アミティとは、1990年代からアメリカで始まった。
犯罪者や依存症のための社会復帰をめざし
心理療法的アプローチにより、
子どもの時の傷から解放されることで、
自己肯定感を育み、他者への共感や自分の
犯した罪への反省をうながす効果的なプログラムである。
その取り組みを何年にもわたり取材し、ドキュメンタリー映画にした坂上香さん。
映画「ライファーズ」は、終身刑を受けた人が、アミティのプログラムによって、回復し、ほかの受刑者の先行く人となって、暴力によらない人生を歩み始めるというストーリー。
回復後はアミティのスタッフとなり、自分が考えや価値観を変えていけたように、罪を犯した人の子ども時代の虐待による心の抑圧を解放し、価値観を変え、生まれ変わる手助けをするのである。
犯罪を犯してしまった人の子ども時代に、影響を与えた周りの大人たちが、いかに残酷な仕打ちをしたか?が、明らかとなる。
人としての尊厳(人権)を奪われてきた(虐待を受けてきた、ひどいトラウマがあったなど)ことで、悲惨な暴力的な人生、何度も被害に遭うような人生を送らざるを得なかった人たち。
心の傷やトラウマをだれにもいえず、苦しみが積重なって、人に対する暴力となり爆発する。
あるいは、自分に対する暴力となって、薬物やアルコールに依存する、自暴自棄になり人を巻き込んでいく。
そういった姿が、シリアスに描かれる。
目を背けたくなるような虐待の話。
しかし、それは実際にあったことなのだ。
誰にも話せず、心に押し込め、長い間苦しんできたことなのだ。
人はなんと残酷なのだろう!
しかしまた、人はなんと暖かいのだろう!
私たちは、関係がないということでなく、こういうこともあるという事実を知って、犯罪を犯してしまった人も、同じ人間であることを認めよう。
人権を奪われるということの苦しみに思いをはせよう!
だれだって、紙一重なのだから。
だからこそ、人としての尊厳を守るすべを子どもの家から学ぶことはどんなに重要かがわかるだろう!
心と体を大切にするすべを知り、誰もがかけがえのない存在であることを知る。
自分を大切にすることは他人を大切にすることにつながる^○^!
それを奪うものから守ることが、早い時期にできていたら、犯罪を犯す前に生き方を変えることができただろうと思う。
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