2013年5月18日土曜日

山形県 体罰ガイドライン作成

県の教育委員会で、体罰に関する実態調査結果を踏まえ、ガイドラインと作成するという。

*児童生徒を理解した体罰によらない指導法

*適切な懲戒と行き過ぎた指導の区別

これをはっきりさせるということである。

この中に、肝心な生徒の人権尊重という視点が有ればいいなと思う。

マニュアル+人権の視点でより効果が得られるのではないだろうか?

体罰を見聞きしたことがあるかの生徒自身へのアンケートでは、体罰は「先生のストレス発散」と受け止めている人が多い。

体罰を行った先生に対して、「恐怖を感じるし、恨むようになった」と多くが答えている。


この結果を見てアンケートを取った側は、「体罰が教師のイライラ解消としか見ていないことに驚いた」とコメントしているが、そう思うこと自体が、本当はおかしい。その答えは、もちろんそのとうり、当然だと私は思う。

多くの大人はそれ以外の理由「愛のむち的」な思いで子どもに対して正当な理由をつけたがる。

はたして・・・

同じ大人同士なら叩いたり、けったり、罵倒したりしないのではないか?
そこが肝心だろう。

生徒といえど、ちゃんと人格を持った人間、大人にして悪いと思うことは、子どもに対してもしなければいい。そういったことだろう。

大人に対してしたら、パワハラ、セクハラになることは、子どもに対しても同じだ

という認識が根底になければならないだろう。

また、多くの教育者が、パワハラ、セクハラに対して正しい認識を持っていない。
まず、そこからの教育が必要だ。

家庭内暴力のDVも同じ。
「暴力も家庭では許されて、外では許されない事は当然わかっているはず」

妻や子ども、恋人も、他人に対する人権尊重と本当は同じでなければならない。

DV加害者は、罵倒したり、たたいてしつけをしてもいいというような考え。

人権意識・・・

人としてみな対等なのだ。
尊重しあうということの、本当の意味を、過剰反応や歪曲することなく、大人自身が学ぶ時なのだが・・・。

自分も大切にしていいし、他人も大切にしていい。

人権尊重とは、こういったことではないだろうか?

まずは、一人一人が理不尽な思いをしなくていいように、

自分を守るすべと、他人を尊重する価値観やスキルを

教育の中で、行っていければと思う。

その一環としてエンパワメント山形が行っている、

「命、人権の話や男女の対等で、尊重しあえる関係を考える」

ワークショップを提供することが、人権意識をはぐくむ手伝いになればと活動をしている。







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