2013年11月26日火曜日

コウノトリのゆりかご

熊本県の病院で、始まった、赤ちゃんの命を救おうという取り組み

ちょうど昨日、テレビで放映された。

新聞に取り上げられ、いろいろ話題にもなった。

あれから7年。

結果的に、60人以上もの赤ちゃんの命を救ったし、途方に暮れる母親の相談もすごく増えてきたという。

まずは、よかった

自分で生んだ赤ちゃんを捨てる、殺す、虐待する、放置するという事件が、これで、なくなってくれればと願う

人は「なんてひどい」などと、簡単に言うが、本人にしてみれば、悩んだ挙句の選択だ。

病院の24時間相談できる電話、

赤ちゃんのゆりかごに入れる前に、チャイムを押して、相談してくださいなど、

「よく無事に赤ちゃんをここまで運んでくれました」などの、対応が、彼女たちのどれほどの救いとなっていることだろう。

リスクを負うのは女性だ。
残念なことに、対等で、尊重しあえる、いつくしみあうコミュニケーションのSEXばかりではない。

妊娠させた男性の責任は問われない。

レイプされての妊娠もあり得る。

悲しいことだが、被害女性が電話で相談なりするようになって実態が少しづつ明らかになっている。
ある病院の調査では、レイプ被害者144人中22に人が妊娠しているという。

貧困、未婚、様々な理由で、育てることができない。それは何も母親一人の責任ではない。
しかし、多くが一人で抱え悩んで途方に暮れるのである。

生まれる方にはなんの咎めも責任もない。

産んだ人にこだわらず、育てたい人、望んでいる人に、育ててもらえたらいいのだろう。

そう簡単ではないが、

しかし、だれにも相談できず、途方に暮れ、悩み苦しむ女性の救いの手が、もっとあっていいと思う。

このような相談窓口や、赤ちゃんを一時でも安心して預かってくれる場所があれば・・・・

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