2012年11月26日月曜日

落合恵子の講演を聞いて

「希望ある未来のために」という演題での話。
そう、今子どもたちに希望ある未来を示せる大人になりたいと
活動をしているエンパワメント山形。

落合恵子さんは、作家であり、株式会社「クレヨンハウス」を経営している。

もっとも自覚的にフェミニズムの立場にたって執筆活動をすすめている作家であり、
個人がより生き生きと生きる権利と責任が、充分にいかされる社会こそ、理想ととなえている。
命や子どもたちを何より抱きしめてくれる人である。

エンパワメント山形の目指すところと同じ、(エンパワーメント)してくれるあったかい人だ。

講演後、彼女の書いた絵本「はぐくまさん」を購入し、サインを貰った。

「はぐくまさん」は、何でもハグ(抱きしめる)してしまうくまさん。
森で出会うすべてのものや動物をハグして歩く。
すると、森の中で人間に出くわし、ハグしようとすると、人間は大きな木を切ろうとした。
その時、悲しくて泣くしかないくまさんは・・・そのあと・・・・どうしたか?

とても素敵な絵本を見て、私は思わず「はぐしてもらっていいですか?」落合さんに話しかけた。

すると、快く引き受けてくれ、すぐに、ハグしてくれました。
あったかい、言葉だけでない実態そのもののあったかさ。
そんな存在になりたいと思った1日でした。

2012年11月21日水曜日

季節は冬に向かっていても時折、ほらあったかい日差しが・・・

寒くなってきたね。

家で、ちじこまっていたい気分の時もあるさ。

でもね。ほら窓から暖かい日差しが・・・・。

外に出て、

ちよっと、・・・すこし・・・・そして、おもいっきり空気をすってごらん。

あなたの中に眠っている力がきっと目覚めてくるから・・・・

高校2年生に「大切な人と対等で尊重しあえる関係を」授業を行います。

高校生に関心の高い恋人との関係を切り口に、人権の大切さや人との対等で、尊重しあえる関係を学ぶ授業です。
12月の雪が降る地域に、行って行います。山形らしいゆき景色の中で、ほっこり暖かい教室で、学ぼうね。

レジメを紹介します。

1、 対等で尊重しあえる関係と逆にあるものがデートDV
恋愛をどうとらえているか? 意識チェック!
  基本的人権    

2、DVDにみる高校生カップル 彼氏彼女の関係を考えてみよう  
暴力の種類

3、DVをもたらす社会的要因
        *従属的な恋愛観聶   *力で支配し、暴力を容認
        *男女らしさのこだわり  

    4、新しい価値観を学ぶ
      *個人を尊重できる恋愛観   *非暴力と自己決定権
          *自分らしく             
    5、友達へのサポート                     
       大切な自分と相手の心と体を守れる人に 

中学校で「あなたは大切な人、人権の学習」を行います。

何回も繰り返されるいじめの問題。
事件があるとそのたびに対策を講じるなどしているが、
的を得ているんだろうか?
今度は条約を作るとか・・・

まずもって、現場の先生の声をよく聞いて何が効果的なのか、
対処療法ではなく、長い目で見て、子どもたちをどう育てていくのか
の議論をしてから決めてほしい。

根本の人権教育…子ども自身が肯定感が持てるような。
            自分のいいところを伸ばしていけるような。
            自分も相手も大切な安心、自信、自由の(環境の中)人権を持っていることを
            自覚し、自分もそれを守り、守られながら育てば、他の人を思いやれるようになる。

エンパワメント山形は、そんな人権教育めざし、提供しています。

レジメを紹介しましょう。
目指すところ自分に肯定感を持つことで、人と支えあえる関係ができることを理解する

1、    気持ちの大切さ・・・・気持ちを飲み込んでしまっていないかな?
  どんな気持ちも大切。今の自分の状態を表しているから。

2、いじめ、暴力は心と体を深く傷つける・・・不自由、無気力、選択肢がない


3、自分の安心、自信、自由を守ろう・・・自分で考え、選択し、責任を取ること


自分を守ることは、友達も守ることにつながる
 私もあなたもとても素敵な素晴らしい存在

2012年11月19日月曜日

夫婦や恋人との関係をよりよくするために学びたい方

夫婦や恋人との関係で
「なんでこうなっちゃうのかなあ」
「好きだけど、でもこわくて」
「なんかもやもやする、すっきりしない」
「私が悪いの、ダメなの・・・」

とか感じている人は、実は意外とたくさんいます。

一人で抱えず、「夫婦、恋人と対等で尊重しあえる関係」を築くために学んでみませんか?

まずは行動しよう。

大丈夫。

きっと どんどん輝いていけるよ。

このブログのお問い合わせから連絡くださいね。
山形市、ファーラやチェリアに問い合わせていただいても電話番号を教えてくれます。
チラシも置いてありますよ。

お待ちしています。

2012年11月17日土曜日

落語「どめすてっく ばいおれんす」を受講して

チェリアで行われた落語で考える男女共同参画創作落語「「どめすてっく ばいおれんす」は、実に面白く、興味深かった。
男女共同参画とは、男も女も同じになれってことではないのだ。
しかし、体の構造の違いや体力が平均すれば違うからって、
男も女も人としては同じ。

尊厳を持っている存在だってこと。人として対等、尊重しあおうってこと。

お金を稼いで、養っている方がえらいわけでもなく、
身の回りの世話をしている方が偉いわけでもなく。

それなのに、なぜか世間は男はこうあるべき、女はこうあるべきと 決めたがる。

それに染まって生きてきた。(ジェンダーバイヤス)

本当にそうかなあ?ひとりひとり違うよなあ?

なぜ、男っていうだけで、下駄をはかせられるのかなあ?

長と名のつく役職がいくのかなあ?
いろんな疑問、考えようよ。

決してあたりまえじゃないのに当たり前と思われていること・・・・。

どうして女だけ、結婚すると専業主婦か、仕事を続けるか選択しなくてはいけないの?
男はそんな選択しないのに。

2012年11月11日日曜日

地域学ポスターセッションを終えて

遊学館で行われた地域学交流会。
16の団体がポスターセッションに参加した。

エンパワメント山形は
地元の高校生や若者、そして理不尽な目にあって、人との関係に悩んでといった女性たちをエンパワーメントすべく、地道に活動していることを伝えてきた。

私達は人権ということをきちんと教えてもらっていない。
あなたは「かけがえのない存在だ」なんて誰も言ってくれなかった。
人との関係の中で、なんとなく感じるか、悟るか、知らないまま、わからないままでいるしかなかった。

自分でうまくいかないことを責めながら、自分に肯定感が持てず、そんなこともあまり考えず、力のある人に逆らわず、逆らえず、人に適当に合わせて生きてきたのではないか?

それはそれで、よく生き延びてきた自分をそれぞれが認めていいことだけど。

2012年11月7日水曜日

いじめには早めに警察に・・でいいのか。

学校とは、子どもたちを教育するところ。
どんな教育?
国語算数理科社会といった教科だけでなく、大人になって社会で生きていけるように力をつける、力引き出すのが教育。
いろんな知識、情報を得て、自分で選択し、自分らしく主体的に、人といい関係を築きながら
生きてくことが来るように・・・・それが教育。

そんな学校の中で、基本的な人権教育がなされていないこと、理不尽なことや暴力に毅然として「no」を言っていいことをなかなか教えきれていないのではないか。

教師自身が理不尽なことに「no]といえているか?トップは、新米の声を聞いているか?
学校の教師同士が人権尊重がなされていることがカギである。トップの価値観が職員同士の雰囲気に反映される。

内柴正人柔道メダリストの準強姦か否かの裁判

内柴弁護人側の証言と、被害者側の証言がひどく食い違っている。
裁判の様子を見ると、明らかに内柴被告は、女性を馬鹿にしているのがありありわかる。

被害者側の言い分は、事実を淡々と述べている。

女子部員がカラオケ店で飲みすぎ、吐いてしまった。
うずくまってしまうほど酔ってしまい、寝てしまったので、ホテルまで背負われ、ベットに寝かせてくれ、そばに内柴がいたので、「あ、送ってくれたんだ」という気持ちで寝入ったこと。

下半身に違和感を覚え、乱暴されていることに気づき、声を上げ抵抗したが、すごい力で、口をふさがれテレビのボリュームを上げられたこと。

部屋のドアを心配で駆け付けた他の部員がノックしたので、内柴は行為をやめ、女子部員に対応に出るとともに「自分はいない」と対応するよう命令した。指示どうりにした女子部員に、他言しないように言いくるめるとともに、「お前犯されているんじゃないよね」と合意であることを強調し部屋を出た。

これに対して弁護側(内柴)
女子部員が酔って吐きそうなので、トイレに連れて行って吐かせた。しだれかかってきた。甘えているようだった。ハーフパンツから局部を見せると、女子部員がわいせつ行為に応じ興奮した。

性交中、性的興奮からあえいでいた。ドアをたたく音で、行為をやめ、ベット脇に隠れ、対応するよう頼んだ。性交を再開した。また、ドアをたたく音がしたので、もう一度確認するよう頼んだらめんどくさいといってしなかった。外の様子が気になったので、服を着て再び、カラオケ店に行ったら誰もいなかった。ホテルに戻って寝て朝に出てきた。

肝心のベットに寝かせてから、行為に及んだ時のことが抜けている。
あえて、「しだれかかってきた、甘えてきた」だの「局部をだしたら興奮した」だの「あえぎ声をだした」だの、ポルノに出てくる女性像そのままだ。
そういったことは必要がない事ではないか。
勝手に思い込んでいる自分を暴露しているようなもの。自分を有利にするために後からなんとでも加えたもの。
19歳の女子部員が、カラオケ店で、指導者である内柴さんの局部を見るとか、(大体出す方がおかしいし)わいせつ行為に応じたなどあり得ない。そういった侮辱するような表現で、女性の尊厳を傷つけ貶め、懲らしめているのがありありだ。そういう言い回しで、自分は悪くないという多くの性加害者の男性の弁と同じ。

だいたい吐いて酔っ払い寝込んで歌も歌えないような状況の女子部員が、局部でわいせつ行為をしただの、歩くこともできず背負われていった朦朧とした状態であった吐いてしまったり体調がよくないのに、女子部員が、喘ぎ声を出したなどあり得ないことだ。
加害行為に及ぶ男性は、なんとポルノに染まっていて、女性はそういうものだと決めつけているか。最もその点が女性を一人の人格ある人として見ていない何よりの証拠である。


「好意を持っているやつをやってはいけないのか」「おまえ犯されてないよな」といったという。
自分だけが好意を持っていればやって何が悪い。そこに女性側の気持ちなどこれっぽっちも入る余地がない。どれほど王様で自分勝手な人かがわかる。
本当は自分が犯していると自覚しているから、後ろめたくてベッドに隠れたり、「他言するな」「犯されてないよな」と言っているのだ。合意の上でやったことなら、そんなことを言う必要はない。

どう見てもこれはレイプである。

1、指導者と指導される側という力関係。だいたい「お前」と呼んでいる。こうしろと命令する。といったことからもそれはわかる。
2、自分は結婚していて子どももいる身でありながら、未成年のしかも酔っている女性に対してけっして許されない行為であり犯罪だ。勝手に体を使った強盗行為だ
3、女性を人格ある人として全然尊重していない考え
4、f合意というのは、行為の前に「していいか」「いいですよ」というはっきりした意思表示があって初めて合意といえる。酔っぱらってわけがわからない人に性行為を「今、していい」という重大な決定ができるわけがない。女性にとっての性行為の重大性が多くの男性はわかっていない。

普通の良識ある男性なら、ベッドに寝かせてそばに、水でも置いてそっとして部屋を出るのが当たり前だ。
加害者になる男性は隙あらば女性と性行為をしようと企んでいるものだ。加害行為をしようと思うものがないなければ、どんな状況でも被害者は出ないものだ。

何とも呆れた弁護側の弁である。よく恥ずかしくもなくぬけぬけとそんなことが言えるものだ。
そんなことが言えるほど、この社会は男性社会であり、女性は泣き寝入りしてきた社会なのだということが、はっきりわかる裁判である。

少し、被害女性の気持ちに入り込んでしまったようだが、冷静に考えてほしい。

そこに財布があっても取ろうと思わなければ、そのままだ。警察に届けるかもしれないし・・・。被害は発生しない。

同じように、そこに酔って寝込んだ女性がいても、尊重していれば、そっと介抱し、ゆっくり寝かせてやるものだ。強姦しようと思わなければ強姦事件は発生しないのだ。

2012年11月5日月曜日

遊学館でポスターセッションを行います。

11月10日土曜日、山形市の遊学館(緑町)第1研修室で、10時から行います。
地域学交流集会ポスターセッションの中に参加します。
地域で活動する様々なグループがポスターセッションをするので、情報が集まりますよ。

さて、エンパワメント山形は、ワークショップを中心に活動していますが、もっと身近に皆さんと出会えるように、6人以上のグループで、「エンパワーメント女子会」しませんか?
を提案したいと思います。

お茶しながら「エンパワメント山形」が取り組んでいる、人権、男女共同参画、コミュニケーション、人との関係作り、心と体を守ること、ジェンダーに関すること、若者女性をエンパワメントする事・・・・。

いろんなことを語り合ったり学びあうような女子会、いかがでしょうか?

2012年11月4日日曜日

コミュニケーション研修を受講 傾聴の大切さ

コミュニケーション、アサーティブ、傾聴、受容、カウンセリング・・・・・。
このような研修は数知れず受けてきたけれど、やはり学ぶたびに、また一つ吸収でき、気づきにつながり、エンパワーメントできてるなって感じがします。

さて、今回の講師は仙台男女共同参画財団副理事の木須八重子さん。
男女共同参画の先進国ノルウェーと交流している市民活動もされています。
話を聞くだけでなく、エンパワメント山形の講座のように参加型だ。

学んだことのポイントをいくつか挙げてみよう。

2012年11月2日金曜日

山大生が死亡した事件から1年 救急車は行くべきだった

新聞に救急医学会代表理事の有賀徹・昭和大学病院長のコメントが出ていた。
「救急車を出すべきだった。山形市の対応ルールを直ちに見直すべきだ」私も当然そう思う。
まず、出動して現場で、どうしてもタクシー代わりに呼ばれたような状況であれば、救急士がきちんと毅然と説明し、話をすればいいこと。
はじめから必要かどうか電話で判断すべきではない。

19歳の若者が、一人暮らしで、という状況を考えるとむしろ119番するのは本当にどうしようもなくわらをもつかむ思いだったと想像する。
本当に困ったときに、容易に人に頼ったり、弱音を吐いたりしない傾向の若者。
むしろ真面目で、人に迷惑をかけてはいけないと思いがちなのでないか?