このような研修は数知れず受けてきたけれど、やはり学ぶたびに、また一つ吸収でき、気づきにつながり、エンパワーメントできてるなって感じがします。
さて、今回の講師は仙台男女共同参画財団副理事の木須八重子さん。
男女共同参画の先進国ノルウェーと交流している市民活動もされています。
話を聞くだけでなく、エンパワメント山形の講座のように参加型だ。
学んだことのポイントをいくつか挙げてみよう。
1、コミュニケーションのカギを握るのは、誰か?話し手かな?と思われるけれど、聞き手が能動的に聞いているか否か?が重要になる。
なるほど、ちゃんと話し手を理解しようとして聴いてくれているか、適当に何かしながら聞いて
いるかによって、話す方はもっと話したくなったり、話すのをやめてしまったりするのだ。
2、話をしたことは聞き手のブラックボックスにいったん入って、そこから出てくるということ。
つまり、聞く方の体験経験によってフィルターにかけられるということだ。
たとえば「アップル」と聞いて何を連想するか?パソコンについているアップルのマークを連想し、
パソコンのことか。と思う人もいれば、リンゴが好きな人は「あ、果物のリンゴ、たべたい」と思う
かもしれない。
「アイフォン」を思い浮かべる人もいるだろう。このように、人によって違うというこ と。
その人の思いや経験を通した受け止め方になるということだ。
3、聞き手は聞いたことをちゃんときいているよと何らかのメッセージを送ること・・フェードバック・・
それがあって初めてコミュニケーションが成立する。うなずいたり、こういうことねと確認した
り・・・。
聞いてもらえてないと感じたり、キャッチボールをしてほしいのにドッチボールで返されたなどが
あれば不成立となる。
4、傾聴・・・こちらの気持ちや意見は言わずに、ただ話し手の感情、関心、意見など意識を向け、ほかのことは考えず、ただ相手を理解しようと関心を持って聴く。
話し手は、もっと話したくなるし、話しながら自分のことがわかってきたり、深く考えたりできる。
聞き手は、相手のことをより理解することができる。
とてもいい経験。
実際に時間を決めて、2人で交代してやってみるとよくわかる。
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