スポーツ界での体罰が、あらわになり、問題になって久しいのに、いまだに「実は体罰があった」・・・と出てくる。
人権意識の高まりで、家庭でもDVなど、夫婦、子ども、お年寄りへの暴力は犯罪だという認識が高まってきたのは喜ばしいことである。
体罰も根強い昔からの価値観があり、難しい問題である。
「これまでは・・・」「だってふつう・・・」といったことも、本当にそうなのか?よ~く考えてみよう!
暴力は加害者が100パーセント悪い!
ところが、社会の価値観がいまだに、体罰容認や、男性がする暴力には
容認する考えがあること(ジェンダーバイヤスも含め)を認め、考え直す時だ。
大人がする体罰はよくて子ども同士のいじめはよくないなど、説得力がない。
そればかりか、見本を示すべき大人の言動が、体罰容認であるなら、子どもは自分より弱い立場の者に暴力をふるって何が悪いのだということになるだろう!
指導者が暴力をふるう、先輩が後輩の暴力をふるう。ある意味当然であろう!暴力を学んでいるのだから・・・
指導する方や、しつけをするほうが、工夫をしたり、話をしたり、どうやって指導教育できるかを考えるのが本来の教育、しつけ、指導であるはずだ!
東海大山形高校で、野球部の監督が、9月1日、平手打ちをし、けがをさせた問題。
新聞記事によると、今年度は、今回のみだった。。。今年度は・・ということは以前もあったということ。案の定、昨年8月にも部員を殴っていたという。
また、2005年にも体罰をし、6か月の謹慎処分を受けたという。
繰り返される体罰に、もっと厳重な処分を
そして暴力によらない指導を学ぶ研修を課すべきだと思う。
加害者が100パーセント悪いという考え、暴力以外の方法があるという学び。
加害者は暴力をふるう相手を、ちゃんと選んでいるのだ。
生徒だから、子どもだから、自分より弱い立場で、訴えたり逆らったりしないだろうという相手を・・・・
5月9日の記事には、私立高校のバトミントン部の顧問が、2010年部員のほほをたたいて鼓膜に傷を負わせるという事件も発生していたとある。
学校に報告しなかったのが、生徒がその後遅刻してきたので、学校側が生徒に理由を聞いて発覚したという。
これまで、おおくの体罰はなかったことにされてきたが、今後は、どんどん公にして、社会全体で、暴力、犯罪だと認識していきたい。
そのためにも子どものうちからの人権教育、
暴力防止教育、暴力とは何か?
守るにはどうするか?
といった知識を子どもたちに教える義務が大人にはあると思っている。
アメリカが軍事介入を留まったというニュースを聞いて、ほっとした。
暴力は新たな暴力しか生まないのだから・・・
どうしたら暴力を使わないで、解決できるか、国としても考えることが、将来の子どもたちに、手本を示すことになるだろう!
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