2013年強制わいせつ事件が作年より5割増しにもなる勢いだそうだ。(大阪府)
女性に対する暴力事件の中で、最も屈辱的な性被害。
魂の殺人とも言われる。
ショックや心の傷は計り知れない。
山形県でも、新聞にはごく小さくしか載らないが、事件は発生している。
2013年2月に、酒田市元職員(27歳)が、なんと、勤務中に10代女性をトイレに連れ込み、強制わいせつをしたというもの。
記事の扱いは本当に小さい。
こういった女性に対する性暴力事件、DV事件は起きているのに、取り上げられ方が小さく、多くの人があまりないものと思っている。
それに比べ、女性が起こした暴力事件や、子供への虐待などは、線せーーショナルニ取り上げる傾向にある。
メディアの影響も、ジェンダーバイヤスを広める要因だ。
また、有名な、しかもあきれ返る事件が、野村総研社員によるわいせつ被害者を逆に訴えると恫喝訴訟事件である。
当然のこととして、確たる証拠も出せず、全面敗訴になるようだが・・・・
被害女性が告訴できないように脅しをかける…加害者側によくありそうなことでもある。
多くは、親告罪の壁で、被害者は「和解」という目のもとに訴えられず、泣き寝入り状態である。
この親告罪というものが女性に対する差別である。
時代の流れが、人権を尊重しようという方向に行っているにもかかわらず、いまだに、女性は被害を受けても黙らせられているのである。
申告などしなくても、暴力被害がはっきりしている、被害を訴えている状況ならば、まずは被害女性の人権を守ってしかるべきで、加害者を処罰、拘束するのが当然であろう。
暴力は、夫が妻に対してでも、親が子どもに対してでも、先生が生徒に対してでも、当然、人権侵害に当たるのだという認識をもっと広めるための対策を、早急に求めたい。
そして、性被害や強姦の明治時代に作られたような、法律も、早く時代にあった、女性の立場にあったものに作り替えなければ、いつまでたっても女性は、安心して外を歩けないというひどい社会なのだ。
そこで、予防教育が必要なのである。
子ども、女性に対して、早くから人権意識を高める人権教育、人の尊厳、暴力の構造、心と体を守る護身術の教育が必要だ。
まず、私から、ここから・・・・
自分は、かけがえのない存在という自尊感情。
人と対等で尊重しあえる関係つくりの学び。
子どもは大人から、大切にされることによって、自分も他者を大切にすることを学ぶのだ。
自分の心と体を守るすべを教える。
被害に遭っても、傷ツキから、早く回復するすべや、方法を伝える。
癒していけたら、このストレス社会にあって、暴力加害者になることも避けられるのではないだろうか。
加害者も以前はどこかで、被害者であることが多いのだ。
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