2013年11月25日月曜日

ワンストップ支援センター

性被害に遭った女性を、継続的に支援する機関というものが、長い間なかった。

被害に遭い、警察に行っても、多くが男性の対応では、話せなくもなる。
最近は少し、女性警察官が対応できるようにしつつあるが・・

付き添ってくれる身内や友人がいなければ一人で、いかなければならなかった。
とてもひとりではいけない。

被害に遭ったことで、身も心もショックで打ちひしがれ、数日たってやっと行けば、「なぜ、すぐ来なかったの?」などと、言われてしまったり・・・

偏見や恥ずかしい思いをまた、うけてしまう・・・・自分にも落ち度があったのではなど・・・・

多くが訴えたりしない、表に出にくい暴力の一つである。

被害に遭った女性を、警察や病院、訴えるとすれば弁護士のところ等、付き添って支援してくれる場所~被害を受けてから継続的に1か所で支援が受けられる。

まさに被害女性が必要としているものを提供し、支援していく。

支援や情報を提供し、どうしたいかを本人が決めるのを助ける。

2010年に日本で初めてそういった機関が立ち上げられた。

SACHICO:(阪南中央病院内)
性暴力救済センター 大阪女性の安全と医療支援ネット

東京にも、まもなく開設された。

暴力被害を受けた女性が泣き寝入りやさらに傷つくことがないように、ワンストップ支援センターがあちこちに開設されることを望む。

病院内や、近くに、相談センターを置いて、連携し、警察やケースワーカー、必要なら弁護士、カウンセラー、など、地域の人材も一緒になってケアでき、回復に迎えるような仕組みが必要である。

最も厄介なのは知っている人からの性暴力である。

知らない人からよりも圧倒的に(7~8割)多いのだ。

この事実を多くは知らないかもしれない。

しかし、実際に実の父親、同居している男性から、兄からといった家族による被害も少なくはないのだ。

そしてそれらは、知らない人からの性暴力よりも表に出にくいし、被害者が長い間苦しんでいる
その結果、適切を自分を守ることができず(学べず)、次々と被害を生んでしまう・・・・再び被害に遭うリスクが高くなる場合もあるのだ。

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