2012年9月16日日曜日

人と直接話す機会がどんどん奪われている社会

いちいち話さなくてもいいという便利な点もあるけど・・・・・・。
乗り物に乗るとき、切符を買うところから乗って降りて出るまで、ほとんど自動。
何か聞きたければ、職員に話しかければいいことだけど。
路線図や時刻表などもあちこち書いてあったり、出口や地図の説明も多くある。

どうしても、見てもわからないときだけ、職員に話しかけていい…のかな?と思っている人が多いと思う。すぐに聞こうとすると、「書いてあるよ、調べればいいじゃない」と言われてしまう。
でも、私はわりにすぐ人に聞いちゃう。

聞かれた人もわからないかもしれないけど。
もしかしたら教えてくれるかも。
なんて、ね。お互い教えあっていいじゃない?
  わからなそうな人を見かけ、自分がわかってることだと思ったら、「こうだと思いますよ」なんて聞かれなくても教えちゃう。
一人であちこち探しまわるより、人と関わりたい。
ちょっとしておせっかいもいいよ。「何か私にできることはありますか?」って。
ま、駅員さんもみんなに聞かれたら対応できないから、自分で調べる人はそうしてねってことだけどね。

買物するのも今はほとんど話さなくていい。「いらっしゃいませ~ありがとうございました」も誰に言ってるの?と聞きたくなるようなときもある。
相手がいなくて、ただ言葉を発しているだけに感じると、いやな気がする。

レジ袋も「いりません」という代わりにカードを入れるなんてね。
便利なこともあるけど、私は直接、話して関わりたい。

わからないと店員に聞く。
服や靴など、目指すものがあったら、「こういうの探しているんだけど」って聞いちゃう。
プロの店員は、いろいろ見立ててくれたり、探して勧めてくれる。決して、しつこくなく。
そういうやり取りも好き。てきぱきと対応してくれる人を見るといいなあって思う。

自分一人で判断できず、聞きに行ったり、うまく対応できない店員を見ると「勉強してね」と思う。
仕事に誇りを持って対応するって素敵だよって心で呼びかける。

銀行、郵便局は、混んでいるところならわかるけど、だれがいなくても窓口に行こうとすると「番号をお取りください」(はあ?すぐにできるでしょう?だいたい、私は人の顔の方に目をやるから、機械を探すのは得意ではないの、どこにあるのさ)
番号を取る機械がどこなのかすぐわからないときもある。
人がすぐここにいて対応できそうなのに、そういった扱いを受けるといやだ、悲しい。

機械は臨機応変が利かない。お願い、これしてが利かない。よく画面を見て、そちらの都合で書かれた単語を理解して、操作しなくてはいけない。こちらの状況はお構いなしだ。特に年配の人はいやだろうなあと思う。
だから、出かけて来たくなくなるし、自分でしたくないし、人に聞けば「機械の使い方がわかんないの?」って顔されると思うといやだとか、ますます人と話したくなくなる人もいるかも・・・。

人の対応だとそういった柔軟さや状況に合わせた対応をしてくれるからその方が好き。(そういう人がたくさん育ってほしい)

ところがあまりにマニュアル化して、予想しないことを言われると、対応できない人がいると悲しい。「そりゃあ、マニュアルはそうなっているかもしれないけど、困っていて、この状況で、それをそのまましていいの?あなたはおかしいと思わないの?」と言ってしまいたくなる場面もある。

知っている人とだけ、話してもいいではなく、知らない人でもあいさつや些細な会話があっていいのにと思う。
エレベーターで一緒になった人。
同じ何かを見つけて眺めてる人同士。
言葉を交わしてたくさん人と直接かかわることをしないと、なかなかできなくなるよ。

思っても言わない、我慢してる、言うと悪いなど間違いや勘違いかなと思ったら言ってあげた方が親切だよね。(場合によるけど)

時々、勘違いしたり、忘れたり、間違ったことをしてしまったりがある私だから、気が付いたら言ってほしい。
「忘れてませんか?」
「これはこうですよ」「こうだと思いますが」

人との直接的なやり取りが、みないいことばかりではもちろんないが、少しの煩わしさとめんどくささもあるから、医院じゃないの。
いざというとき、助けてって言えるんだと思う。
普段話もよくしない人に、相談したり、助けてのサインも出せないよね。そう都合のいいことばかりではないよね。

普段から話しやすい雰囲気や自分も気軽に話しかける方でなかったら、いざというとき、話してくれる可能性は低い。

いじめ、困ったこと、相談しましょうばかり言っても普段の会話や話していい雰囲気が社会全体になかったらなかなかできないと思うから

意識していろんな人と話しちゃおうよ。

昨日もたまたま隣で、一緒にカモの親子を見ていた人に「大きくなりましたね。子どもが4匹いたんですよ・・・・」なんて話しかけてる私です。

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