2013年3月27日水曜日

天童市でも体罰の問題

3月14日の新聞記事。
天童市立小学校の53歳の男性教諭が4年生の男子に体罰でけがをさせた。
今わかったことだが、それが起こったのは昨年の4月と11月という。

4月は、読み聞かせをしている最中におしゃべりをしていると勘違いし、男子生徒を教壇から突き飛ばす。その子にぶつかって女子生徒も鼻血を出したというもの。

勘違いして突き飛ばすなんて、ひどい暴力だ。
まずは、「おしゃべりしないで聞いてね」とか、「何を話しているのか?」と聞けばいいものをいきなり突き飛ばすなんてありえない。
  そんな行為をする人は、かっとなりやすく何をするかわからない。きちんと話を聞き、教諭自身の問題を探理、指導をするべきだ。
指導したからと言ってすぐ直るものでもない。かっとなり突き飛ばす行為をしなくなるまで、彼自身が、学び、そういった行為をしないように、訓練する必要がある。

そのようなすぐかっとなり、いきなり突き飛ばしたり、暴力行為をする人は教師にしておいてはいけないし、子どもにも人権があり、人として対等に尊重しつつ力を引き出すような教育をするのが教師であるはず。

子どもの心は傷つくばかりだ。

その時点で、子どもからの訴えはあったのか?子どもが理不尽な目にあった時に、訴えて聞いてくれる先生がいるかどうか? 

 これが大きなポイント。

それをきちんと聞き対応したのか?
校長まで報告があったかどうか?
その教諭に対して、だれがどんな対応をしたのか?

放っておいたから11月の2度目の体罰問題が起きたのだ。

子ども達はたまったもんでない。

問題があっても子どもの方が我慢させられるからだ。

教員が、子どもよりも優先され、担任をすぐに外せないとか、先生にお説教できる人がいないとか、管理職の校長さえ、何も言えない郎だ王者として守られるからやめさせるわけにはいかないなど・・・まずは様子を見ましょう…なんて事で、暴力行為をした方が守られるのだ。

それが、現実。(そうでないところももちろんあるだろう。あってほしい。)

そんな社会で生きている子どもたちに大人たちが、暴力をすることを学ばせ、連鎖させているのだ。


だからこそ必要な人権教育。

指導者、先生方にまず、子どもの人権について、自身が学び、
子どもにどのように伝えるかをきちんと学ぶ必要がある。

体罰や恐怖による教育やしつけではなく、力を引き出す「コーチング」のような教育を!
先生方は、コミュニケーション、アサーティブの勉強を!

CAPのような人権教育。

人として性別による偏見のない、ジェンダー教育。

違いや障害やさまざまな人が生きやすい多様性を認めるような教育を、知識を!

暴力の根本や構造を知る暴力予防教育を!

エンパワメント山形は、これらの研修を積み重ね、多くの人に、心と体を守り、自分らしく生きられる社会を目指して活動している。

ぜひ、出前講座やワークショップを提供させていただきたい。

一緒に学びあいましょう。、

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