2013年3月16日土曜日

体罰やいじめを防ぐには

被害の実態が明らかになったり、自殺者が出たりするたびに、対策を!と言われる。

さまざまなことが議論されるが、肝心なことが抜けていないだろうか?

まず、自分に肯定感を持てること。
自分は愛されていると感じていること

困ったときは、あの人が相談に乗ってくれる。助けてくれると思う人がいるかどうか?

自分の得意なこと、いいところがわかっていること。自分に自信があること。

自分の感じた気持ちを伝えることができる人がいること。気持ちを受け止めてくれる人がいること。

自分のしたいことを聞いてくれる人。応援してくれる人。一緒にどうしようか?と考えてくれる人。
  それは、自分が、安心して自信を持って、選択の自由がある。
そういう生活をある程度保障されているかどうか?

自分で決めた行動に責任をとれるかどうか?
そういったことをわかりやすく伝えること

つまり、
人権教育である。

人は誰もがかけがえのない存在。

あなたは安心して、自信を持って自由に生きる権利があるんだよ。

そして、ほかの人もそれを持っている。
それを奪うものから、こうやって守っていいんだよ。

誰かと意見や気持ちが違ったら伝えあって、話し合って、折り合いをつける方法も考えよう。
そんなふうに、人との関係づくりができるならば、いじめや暴力的なかかわりをしなくてもいい。
暴力的なかかわりを選ばない大人になれるのだ。

虐めの芽を摘み取るのはそうであるが、早く発見するのは必要であるが、子どもたちを監視するようなやり方ではなく、罰を与えればいいというような方法ではなく・・・。それはまさに暴力を肯定している。

そうではなく、それぞれが持っている力を引き出す方法。
それが人権教育をすることであり、大人も子どもの人権を尊重してかかわりをするということである。

こどもオンブズマンのような制度を作ることも必要であると思う。

しつけは毅然としなければならないが、暴力なしで、それは可能であり、それこそが、人を人として、生かす道であると思う。

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