子どもから大人になるために悩む時期でもある。
仲間や友だちとの関わりが、いじめられるか、いじめるか、相手より自分は勝っているか、負けているかなど、人との関係が顔色をうかがい、様子をうかがいながら、というような危ういものになっている。
加害行為をする生徒に、ただ、暴力行為を謝らせたり、注意をしたりすれば治るという単純なものではない。
いろんな場面でどういう気持ちになるかを考えてもらい、想像する。
自分やみんなが持っている人権ー安心、地震、自由ーについて考えてみる。
まず、自分の権利が保障されて、ほかの人の権利も尊重することができるのだと理解させる。
具体的場面の会話などを通じて、生徒自身が考えていく。
自分の心と体を守れることが、ほかの人の心と体を守ることにつながり、人といい関係を築いていくことにつながることを理解する。
そんな風な話をし、呼び掛け、考えてもらい、具体的ロールプレイをする。
そういった時間を時々もって、自分で、どうありたいかを考え、選択して、行動できる人になってもらいたい・・・・・真剣に聞いてくれた生徒の顔を見て、きっと自主的に生きる力をつけてくれるという思いを感じた。
力を信じたい。
子どもたちは、いじめられたり、いじめたりしないで、人との関係をどう築くのか、上から目線で、あなたは悪い、こうするべきでしょう?といった説教ではなく、安心して、自分の気持ちや意見を話せる場、考える力を引き出すワークショップを、求めていると感じた時間であった。
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