2012年3月19日月曜日

中学生に人との関わりを考えよう!人権を考えるワークショップをしてきました。

思春期、反抗期である中学1年生。
子どもから大人になるために悩む時期でもある。
仲間や友だちとの関わりが、いじめられるか、いじめるか、相手より自分は勝っているか、負けているかなど、人との関係が顔色をうかがい、様子をうかがいながら、というような危ういものになっている。

一般的な道徳、人権教育では、なかなか伝わらない。

加害行為をする生徒に、ただ、暴力行為を謝らせたり、注意をしたりすれば治るという単純なものではない。

いろんな場面でどういう気持ちになるかを考えてもらい、想像する。
自分やみんなが持っている人権ー安心、地震、自由ーについて考えてみる。
まず、自分の権利が保障されて、ほかの人の権利も尊重することができるのだと理解させる。

具体的場面の会話などを通じて、生徒自身が考えていく。
自分の心と体を守れることが、ほかの人の心と体を守ることにつながり、人といい関係を築いていくことにつながることを理解する。

そんな風な話をし、呼び掛け、考えてもらい、具体的ロールプレイをする。

そういった時間を時々もって、自分で、どうありたいかを考え、選択して、行動できる人になってもらいたい・・・・・真剣に聞いてくれた生徒の顔を見て、きっと自主的に生きる力をつけてくれるという思いを感じた。
力を信じたい。

子どもたちは、いじめられたり、いじめたりしないで、人との関係をどう築くのか、上から目線で、あなたは悪い、こうするべきでしょう?といった説教ではなく、安心して、自分の気持ちや意見を話せる場、考える力を引き出すワークショップを、求めていると感じた時間であった。

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