特に若い人たちは、自分のまちがった考え方に気づき、大切な人といい関係でありたいと願い努力すれば、DVの加害者被害者にならなくて済む。
ここで、エンパワメント山形が少し、アレンジしたものを紹介しよう。
何度かデートをするうちに、時々やり取りがしんどいなと思うことがある。初めは楽しかったけれど、ユウカが「今日は友達とカラオケ行くから一緒に帰れない」というと急におこりだし、カバンをユウカにおもいっきりぶつけてきた。
さて、その後どう対応するか?で別れていく。
1、ケンタが「ふざけんなよ、彼氏が優先だろ!」と怒鳴ったことに対して、ユウカはどうするか?
二つの選択肢、Aー・・・・ユウカは怖かった。これ以上怒らせたら大変だと思い、
謝ってカラオケにはいかず、ケンタと帰った。
Bー・・・・ユウカはケンタに「痛いじゃないの。そんな言い方ってひどい」と言って一人で帰る。友達とのカラオケには絶対行こうと決める。
さあ、どちらを選びますか?自分ならどちらの対応をしそうですか?
Aを選んだ人のその後も二つに分かれます。
a・・・・2人は一緒に帰りデートした。ユウカは傷ついているし、楽しくなかった。でも楽しそうにしていないとまたケンタが怒ると思って楽しいふりを続けた。そしてそんな自分を「自分勝手なことを言った私が悪いんンだ」と責めた
a'・・・・・ケンタは機嫌を直し、2人はデートした。ユウカは心から楽しめないので、途中で帰ることにした。ケンタは切れていたけどそれはケンタの問題だ。呼ぶ声に立ち止まらないで、帰ってきた。
Bを選んだあなた その後は・・・
b・・・・ケンタから着信やメールが来る。何回もケンタは謝り、反省もしているようで、ユウカは迷う。
確かに今日のケンタはひどかったけど、楽しい思いでもある。メールで「もうしない?」って聞いてみようかな。
B’・・・・・ユウカはケンタからのメールや着信は着信拒否にした。友達の相談したら「デートDVなんじゃないの?」だって。専門の電話相談があるのでかけてみた。「あなたが悪いんじゃないよ」と言われほっとして涙が出た。
どんな対応ができるのか、いろいろだよね。
あなたは大切な人。自分で自分の大切な心や体を守ろう。守っていいし、守る力があるよ。
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