2012年6月27日水曜日

「大切な人と対等で尊重しあえる関係を考える」ワークショップで言い足りなかったこと

大切な人とあなたはどんな関係を築きたいですか?
その問いかけを中心に情報を提供し、一緒に考えた。
その一つに「別れに同意はいらない」ということもお話ししました。

これは、いい関係を築くには、お互いに安心していられること、相手の気持ちや意見を聞き、自分の気持ちや意見もいえるという関係です。

別れたくなったら、その気持ちももちろん話せたらいいし、お互いに、話し合ってお互いを理解しようと努めてほしいのです。

悲しいし、混乱するかもしれません。

でもここで「勝手に別れを言うのは裏切りだ」という言葉や感情はおかしいということです。
自分の同意がなければ、恋人をやめない。別れるなんて許せないといった感情です。
それがストーカー行為や監視、束縛を強めることを認める考えです。

相手が「もう好きではない」と言ったら、本当に好きなら、相手に好きになってもらえるように自分を成長させることです。相手にふさわしい自分になることです。

「自分とは合わない」と言われたら、自分もよく考えて、付き合い続けることが、相手に苦痛であるならば、身を引くのも本当に好きということでしょう。

本当に好きなら、相手の気持ちや意見を尊重する、納得いかないなら話し合う。
感情的にならず、冷静に少し距離を置いて考えるなど、いろんなことができると思います。

それをよくあるドラマや漫画のように、「別れるなんて言ったら死んでやる」とか、「別れるくらいなら殺してやるとか」「二人の秘密をばらすとか」そういった脅しは、全くの自分勝手、相手を傷つけ、DVの加害者的行為なのだと知ってください。

そういう意味で、(別れに同意はいらない)
相手が嫌だといっても関係を終わらせたいなら、仕方がないということ。

また、成長していく中で、あるいは相手をよく知っていく中で、「合わないな」と思うことは十分にあることだから、若い時には特に、一度付き合ったら別れてはいけないとか、少々いやでも恋人がいないよりまし、なんて思わないでほしい。
自分の心と体を守り、自分にとって、「安心、自信、自由」につながる関係か、成長しあえる交際か考えてほしいと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿