性教育研究協議会 倫理と実践講座で、2日間学んできました。
①学校の安全神話の崩壊~性的いじめセクハラ
信じられないアリエナイと思いつつ、でもたまに事件として報じられますよね。
ほとんど多くがなかったことにされ、口止めされ、泣き入りという状況ですので、本当に表に出るのは氷山の一角です。
これは体罰の問題でもいえることですね。表に出にくいという点では・・・
それに部活やスポ少など勝つこと至上主義になってしまうと多少の体罰は暗黙の了解というか・・あたりまえというか・・・・仕方がないというか・・・という保護者も大勢いますから・・・
こういった暴力の問題は、自分の周りや自分にはあり得ないことだからと誰もが「知りたくない」という気持ちもあるのもわかるが・・・・。
正面から、向ききあえば、まずは、一人一人の人権意識を育てなければということに行きつくと思う。
数年前、付属中学校で、教師が二人の女生徒と性的関係があった。しかも、生徒の方は「好きだからだ」と思っていた?性暴力という認識があまりないような・・・・
相手は未成年、しかも13か14歳のころ。仮に好きだという感情があったとしても、大事に思っているとは思えない。それは体目当てとしか思えない。
被害数年たって学校を卒業してから訴えた…ということもあり、もっといろんな問題があったと推測されます。
性被害に遭った女子が、その後の人生で、再び被害に遭いやすいということもあります。
身体の境界線を侵害されたことで、何が侵害か?わからなくなってしまう。
幼いうちから自分の体をきちんと知り、自尊心(人権意識)を持って、被害に遭わないように教育が本当に必要だと感じてきました。
②ネットが引き起こす被害・・・特に女子への性被害
これもすざましい物があります。
ある程度、社会のことがわかり、正しい情報、倫理観のある大人でさえ引っかかる。
子どもはなおさらです。
素直で無知なゆえに騙され、簡単に友達になり、実際会って、被害に遭う。
簡単に、プライベートな、裸の写真など、送ってしまう恐ろしさ。
プライベートな写真は、例えば交際しているとこはよくても別れたり、いやだというとネットで流されたり、脅しに使われたりする可能性大です。
そういった、自分を守れる力がないうちは、ネットは利用させるべきではないと、・・・
実際、子ども向けソフトやゲーム、ネット利用で、もうかっている会社の社員に、「自分の子どもに、こういったものを使わせたいか?」とたずねたところ、「いや携帯やスマホは高校生からで十分で」と言ったという?
③実際に、こどもの性的いじめを見たり聞いたりした時にどう対応するか?ロールプレイで学んでみた。
ここではCAPの対応(今野は長くしてきたので、どう対応すればいいか、CAPにのっとってすぐできた)がいかに有効かが改めて分かった。そういった対応を多くの人が知らないということも知った。
基本は、
①話してくれたことをねぎらう「よく話してくれたね、ありがとう」
②気持ちを聞く。当事者,相手側、周り・・・
③それはどういうことだったか?プライベートの大切さ、身体心の大切さ、人に見せたり触らせたりするものではないこと・・・・そして、2度と起きないために何ができるか一緒に考える
二日目の「スポーツ界の常識は社会の非常識」これもすごくショックだった。
7年後、オリンピックがあるが、大丈夫だろうか?
体罰やセクハラの実態もちゃんと解明、防止対策もなられていない、まだまだ隠されていることがあるし、何より、スポーツの分野での女性蔑視や、セクハラをそうと思わない考えがとても多くはびこっているからだ。
そこをなんとかしないと、あるいは、性暴力事件(監督指導者が、女子にマッサージと称して、セクハラや、性関係を結ばないと大会に出られない、推薦しないなど)やDV事件を起こしてもスポーツで、いい成績、勝利する、金メダルをとるといった業績を挙げたものは、罰せられないし、強ければいいじゃんという風潮であふれている。
最近のサッカー選手がDVで訴えられたのに、日本の監督は「早くキャンプ入りしてほしい」など度話している。
スポーツが強ければ、反社会的であっても大目に見るといった風潮が・・・
男として強いということは、性においても強いのが理想だとか、何人と関係を持ったか、ファンなどよってくる女性を従わせて当たり前といった、あるいは仲間と一緒にいる中で、プレッシャーから集団レイプをしてしまう(大学で起こった居酒屋での準強姦事件など)など
それが数年前に発覚した柔道界でのセクハラ性被害事件。
その発端が内柴金メダリストの、指導していた女子部員を酔わせて開放するふりをしての準強姦事件。
いっとき騒がれても、根本的対策は、されたのだろうか?・・・
厳しい処分や、社会的制裁などがされないままでは、罪の意識がなく、また繰り返される。
お金や名誉のあるのを利用しての腕のたち弁護士を雇える環境にいる加害者側と、
おおくがそうでない被害者側、
しかも本当は、早く忘れてしまいたいこと。
公にすることで、加害者側や社会から偏見や非難、攻撃にあうことを覚悟で臨まないと・・・なんていう環境にいる側と
日本のこの社会は、表面的な部分ではかいz遠されつつあるだろうが、まだまだ、こういった女性は性の対象としたみられない、人格を持った人として扱われない存在という側面が、特にスポーツ界では強いということを知り、うすうす感じていたものの、やはりショックであった。
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