2012年10月16日火曜日

DVの今。対策は?YBC夕方のニュースから

15日のニュースで、天童市で起きた交際相手を羽交い絞めにして殺してしまった事件について放送された。
これがデートDVである。
エンパワメント山形の私の高校でのプログラムの様子も放映された。
何より、まだ若い高校生に予防教育をすることが大切だ。
こういった被害者加害者にしないために、若い世代に正しい知識を持って予防につなげたいという思いから活動をしている。

  結婚しているわけではないから、いつでも別れられる、逃げられると思うのは間違いだ。
DV加害者は執拗に被害者を追いかけてくる。
巧みに自分への愛情を服従することへと変えていき、逃げられないように束縛するのだ。
以前にも帰ろうとすると首を絞められたという。
そういった言動をする人は「危険だ」と危機感を感じたであろうが、
また「来い」という言葉に「NO」が言えず行ってしまったということだ。
周りに相談する人がいなかったのだろうか?
相談されたとしてその人がもっとDVについて理解していたら、2度と行かないよう説得したり、守ったりできたかもしれない。

これまで、いくつか相談を受けたことがある。相談してくる女性は相手が「こわい」という。なぜ、怖い相手と別れられないのだろうか?
怖いだけでなく、「やさしい」と感じる時もあるから・・・好きだから・・・別れたらもう彼氏ができないと思うから・・・。
いつも怖いのが当たり前の生活で、ふとちょっとした優しさがものすごい重大な優しさに映ってしまうのだ。
また、好きになった相手のいいところを期待し、私が言うことを聞けば優しいの・という罠にはまってしまう。

そう単純ではないが、
もっと早くにおかしい、この人は言いなりになる相手を求めているだけ、と気づいていれば、交際相手としてふさわしくないことはわかるはず。
また、自分に自尊心があれば、私はこんな風に馬鹿にされたり、暴力を振るわれることは耐えられない。いやだ、大切にしてくれない、話を聞いてくれないといった正当な怒りが湧いて、さっさと別れられる可能性が高くなる。

そのためにも、単なる暴力をふるう人といっただけではないDVの構造や加害者の考えについて多くが知ってほしいことである。

21日、山形市みどり町遊学館で行われる「チェリアフェスティバル」で午前10時から遊学館2階第3研修室で、公開講座を行います。。
関心のある方はぜひ参加してくださいね。

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