デートDVの関係にある若いカップルは、20代で、2割ほどと言われている。
なにがDVなのか?ということがもっと広く認識されれば、もっと増えるかもしれない。
DVは、たたいたから、殴ったから・・というものではない。
親密な関係での、二人の関係性の問題だ。
一方が、様々な手段を使って、一方を支配しようとする関係。支配と服従の関係だ。
親子、先生と生徒のような関係であれば、虐待、体罰ということになる。
いじめの加害者は、被害者をいじめという手段を使って支配する。
若いうちは、一緒に暮らしているわけでもないし、結婚しているわけでもないから、暴力があったら別れればいいと簡単に思うかもしれない。
暴力があって、すぐに別れるならそれはDVの関係ではない。
加害者は、被害者を所有している感覚になり、初めは、多くがすごく優しい。
だんだん、自分は偉いんだという風に偉ぶったり、自分優先でないと気がすまなかったり、執着心が出てきたり、相手を馬鹿にしたような言い方で呼んだり、
それらの行為を「自分を好きなら当たり前、恋愛とはこういうものだ」と、勘違いしている場合が多い。
だから、相手がもういやだ別れたいというと、「許さない、裏切りだ」などと言ったり
「生きていられない、死にたい、あるいは殺してやる」 などと言って、別れさせないようにする。
この時に、脅かしたり怒鳴ったり、暴力をふるったりして、言うことを聞かせようとする。
あるいはすごく優しくなり、もう2度とそんなことはしないと反省して見せたりして、自分から離れないようにするのだ。
被害者の方も、私も悪かったなどと、相手の暴力的行為を相手だけの責任にできないと、迷ってしまうことになる。
また、相手がDVかもしれないとわかっていても、別れないという人が7割もいるとも言われている
もう既にコントロールされているということであろう。
ここで、別れ方、ストーカー対策について、こういった方法も有効かもしれないということを挙げてみよう~
①いくらラブラブでも、スマホや携帯にプライベートな裸の写真や、ふたりの性的なシーンの写真など決してとってはいけない。・・・・別れるかもしれないし、ネットにあげたらもう取り返しがつかない。
リベンジポルノとして、被害に遭っている人がいる。そういった写真、相手がいやがるような写真
をネットにあげることは、犯罪である。
②別れたいといわれたら、悲しくても仕方がない。
若いうちは特に、付き合ってみて相手を知っていけばあわないなと思うことも当たり前だ。
別れたいということにちゃんとした?理由がなければならないことはないし。
相手の了解を得なければならないものでもない。
まして裏切りなんかではない。(付き合うのをやめるだけ)
DV加害的な人ほど、別れを認めたくないから、いろいろ言ってきたりするだろうが・・・
人が誰を好きになるか、別れるかはそれぞれが選ぶこと(自己決定権)
だから、別れる権利はある。
執着する権利はない。別れに納得するまで、別れないという権利はない。
③別れを告げた後は、原則、全く会わない方がいい。執着心の強い人だと思うならなおさらである。
DV加害的な人ほど、「これで最後にするから」と、粘れば何とかなるだろうと思っている。
だから、きっぱり断ったほうがいい。あいまいにしていたり、つい、優しいことや反省の言葉に、迷いを見せると危険である。
脅かされたら、信頼する大人、専門家、警察などに相談した方がいい。DV加害者は離れようとするときが一番危険とも言われている。
実際、このような時に殺人事件が起きている。
④携帯の着信拒否、番号やメルアドを変えるといった方法も有効だろう。
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