2014年8月6日水曜日

子どもを叩くのではなく、抱きしめられたら・・・・

ある元教師の話。
小学5年生が、教室のベランダから半身乗り出して階下の生徒と話をしていたという。


「危ないからベランダだから下をのぞかない」というルールを作っていた。


危ないと思って、しかし、大声を出したらびっくりして落ちてもいけない。


そうおもったから無言で近づき、首根っこをつかんで引きずりおろし、ほほを1回平手打ちしたという。


  引きずりおろされ、たたかれてびっくり怖かったに違いない。
事態が呑み込めたら、「そうだ」と思い、謝ったのだろう。


普通に、自分が悪かったと思うだろう。それと同時に急に叩かれてどんな気持ちがしただろうか?


マア、年配の人などは「そうだ、適切だ」と思うだろう~


命がかかっていたからその教師もこれを暴力だと思っていなかったらしい。


しかし、今考えるともっと違う方法があったのではないかと気づいたというのだ。


あの時、その子をたたかずに抱きしめ「落ちなくてよかった!」と言ったら、どうだったろう~
という話。


そうだよね。
叩かれるより、あなたを心配していたということが、わかる行動だ。


きっと生徒は先生の思いに触れ感動するかもしれない。


そして、軽率な行動をとった自分を戒め、自分の命を大切にするだろう~


そして同じような場面に出会った時、自分もそうするに違いない。




本当の愛は、相手の幸せを願うこと。


相手をたたいたり脅かしたりして、教えようとしたりしつけようとするのではなく、


あなたが大切、好きだよ、すごいところを持っているねといった人としての尊厳を尊重して、対応すること・・・


それは、まず、自分で自分の気持ちに向き合って、自分の心と体を大切にすることにつながるんじゃないかなあ?



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