2013年11月29日金曜日

DV被害者支援研修会 

行政主催の研修会。
女性弁護士による、法律の話・・・・・

DV防止法もストーカー規制法も改正がされた。が、まだまだ課題は多い。

家族間であろうが、夫婦であろうが、恋人同士であろうが・・・

基本は人を傷つけないこと。

障害(けがなど)を負わせたら傷害事件・・・・と思っていたのだが、そう簡単ではないようで(><)

実際相談を受けている人や、初めて参加する人など、理解度はさまざま。
それぞれからお互い学びあえたいい時間だった。

それにしても・・・・・

どうして被害を受けた方が逃げ回らなければならないのか?

女性の議員立法で、DV防止法ができたということからも、

まだまだ、男性側が、女性の人権を尊重するということの真の意味が理解できない人がいるようで・・・(男性優位社会で育ったから仕方がない面もあるが)

もちろん保護するのは必要だけれど、明らかに加害者…また、加害行為をするかも。。

という人は、被害者を保護するよりも加害者を束縛した方が、確実に被害者は安全だ。

いくら保護命令が出たからと言って、警察が24時間守ってくれるわけでもない。
加害者は隙を見て、どういう手段を使っても来るかもしれない。

そういう恐怖を感じながら、びくびく生活、行動にも制限を加え、不便な思いを、なぜしなければならないのか?

加害者の方を束縛・・・そういった視点が欠けているのではないだろうか?

暴力行為をした加害者が、警察に逮捕、束縛され、不便な思いをし、自分がしたことで、どれだけ相手が傷ついているかなど反省し、暴力を間違っていたと、心から思わなければ、また繰り返す・・・

加害者にも、間違った価値観に気づき、恋人であれ、夫婦であれ、対等で尊重しあえる関係を学ぶ機会を提供してほしい。

被害者も同じである。

保護されても、自分を責めていたり、コントロールされているから、また戻ったり、ひどい目にあっても、自分のせいだとか、もっとこうすればとか、自己否定してそこから抜け出せないようでは、離れていても、心は支配され続ける。

そしてまた、その相手と別れたとしても、人との関係の学び、自尊感情の回復がなければ、同じような被害に遭う可能性があるのだ。

被害者も人と対等であること、自分の存在の大切さ、(人権意識)をはぐくむような学びの機会がなければ、なかなか抜けられない・・・・

話し合いや、情報交換をしながら、強く思った研修だった。



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